ルート営業の営業マンが、営業先や取引先等との関係を構築する為に年末年始の挨拶をする事はとても重要です。
取引先とより良い関係を築くだけでなく、ビジネスチャンスにも繋がる可能性がある絶好の機会です。
私の会社の場合でも、
・関係が疎かになっていた取引先に、年末年始の挨拶と称して訪問し、偶然仕事の話に繋がった!
と言うのが過去に有ります。
そこで今回は、年末年始の挨拶回りにおける注意点とマナーについて紹介したいと思います。
【年末年始の挨拶廻りで注意すべき三つのポイント】
年末、年始どちらの挨拶回りでも共通して注意する点です。
①事前に上司の確認を取る
普段の挨拶廻りとは違い、上司が同行して取引先へ向かう場合もある位、年末年始の挨拶廻りは重要です。
事前の確認は勿論の事、上司と一緒に対応すべきかどうかの擦り合わせはしっかり行っておきましょう。
②営業日の確認を怠らずに行う
年末年始と言うのは、どこの取引先でも共通して長期休暇が存在します。
年末年始の営業日を確認しておかないと、
「折角挨拶回りに伺ったのに、取引先が休みだった!」
と言う事態に陥る可能性もゼロでは有りません。
唯でさえバタバタと慌ただしい年末年始ですので、事前に取引先の営業日を聞いてから、可能であればアポイントメントを取るようにしましょう。
③挨拶だけで終わらない様に工夫をする
いくら年末年始の挨拶廻りと言えども、営業の仕事の一環である事に変わりはありません。
営業活動の一環として丁寧に行う事と、折角上司を引き連れているのですから、普段では聞けない重要な情報を入手出来るチャンスかもしれません。
今後の取引先との関係性にも繋がる大事な場面ですので、気を抜かない様にしましょう!
【年末年始の挨拶回りに気を付けるべきマナー】
①時期
年始の挨拶回りは1月7日までに済ませるのがベストです。
とはいえ一般企業の場合、三が日は当然休みですしその後も会社によっては営業していない場合があります。
その場合は、小正月である1月15日までに新年の挨拶廻りを済ませる様にしましょう。
また挨拶廻りとして伺わなくても、通常通りに取引先への訪問がある場合は、その際に新年の挨拶を済ませる様にしましょう。
②玄関に入る前にコートなどは脱いでおく
これは最早ビジネスパーソンとしては常識的かもしれませんが、コートや手袋、マフラーなどはオフィスに入る前に外しておきましょう。
③昨年中の感謝の気持ちと、今年以降の更なる協力のお願いを伝える
新年の挨拶は、普段以上に話す内容には気を付けましょう。
年明け早々から、相手に失礼な態度やどうでも良い話をするのはお客様に失礼です。
昨年までの感謝の気持ちを伝えるのと、今年以降の更なる協力をお願いする事を忘れない様にしましょう。
④不在の時は「謹賀新年」を朱印した名刺を置いておく
年末年始は何処も忙しいので、取引先の担当の方が不在である事も多いです。
もし担当の方が不在だったら、「謹賀新年」もしくは「新年ご挨拶」と印刷された名刺を置いておきましょう。
【まとめ】
年末年始の挨拶と言うのは、気分も一新、改めてお客様と向き合う大事なタイミングでもあります。
昨年までの感謝の意を伝えるのは勿論ですが、今年度以降に更なる協力を頂けるかどうか、しっかりと気持ちを伝える様にしましょう!